みなさんFP3級ってご存知ですか?
私は調べるまでこの資格の存在を知りませんでした
というか理系卒だったので簿記とかFPとかそういった資格とは全くの無縁でした
そんな私がFP3級を受験しようと思った経緯と実際に受験して合格するまでの道のりをご紹介していきたいと思います
FP3級をこれから受けようと思っている方に少しでも参考になれば幸いです
FP3級って何?
まずはFP3級って何?という方のために少し解説
FPとは?
そもそもFPって何の略なのかを理解しましょう
ファイナンシャル・プランナーです
個人の家計や資産状況などの情報を元にその人のライフプランに沿って資金計画などのアドバイスをする職につく人のことです
かなり簡単に言うと、この資格を勉強すれば
家計や資金計画について人にアドバイスすることが可能になるよ
ということです
FPの仕事をしないとしても自分自身の資産管理や将来のライフプランを考えるための知識が身に付くので勉強しておいて損はないです
最近は一般常識としてこの資格を取る方も増えているように思います
ちなみに私はYoutuberの両学長の動画をずっと見ていて、一般常識として勉強しようと思いました
FP3級とは?きんざいとFP協会の違いとは?
FP試験には3級、2級、1級と3段階に分かれており、1級になるに連れて難易度も高く、合格率も下がります
FP3級は資格試験の中でも合格しやすい資格と言われており、合格率は毎年70%前後になっています
また、試験はきんざいとFP協会の2つの機関で受けることができます
- きんざいは金融財政事情研究会
- FP協会は日本FP協会
のことです
それぞれの機関で受験する時の違いは実技試験の内容が異なるということです
- きんざいでは個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務のいずれか
- 個人資産相談業務
- 関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
- 個人顧客の問題点の把握
- 問題の解決策の検討・分析
- 保険顧客資産相談業務
- 関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
- 保険顧客の問題点の把握
- 問題の解決策の検討・分析
- 個人資産相談業務
- FP協会では資産設計提案業務
- 関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
- ファイナンシャル・プランニングのプロセス
- 顧客のファイナス状況の分析と評価
というような試験内容になっていますが、どちらの試験に合格してもFP3級を持ってます!と言うことはできます
私はFP協会で試験を受けました
この先の解説はFP協会に関してなのでご注意ください
金融機関などで働いている人はある程度知識があったりするので、FP3級なんか楽勝だったりします
全く知識がない人からすると専門用語でちんぷんかんぷんになるのでFP3級からスタートしてFP2級に挑戦していくといった順序がいいでしょう
私自身も勉強し始めはほんとに何がなんだかわかりませんでした
最初は辛いかもしれませんが、なんとかそこを乗り切れば合格は難しくありません
試験日程等
2022年度試験日
2022年度の試験日は以下の通りです
試験日 | 受験申請期間 | 合格発表日 | |
第1回 | 2022/5/22(日) | 2022/3/10(木)~3/31(木) | 2022/6/29(水) |
第2回 | 2022/9/11(日) | 2022/7/5(火)~7/26(火) | 2022/10/24(月) |
第3回 | 2023/1/22(日) | 2023/11/8(火)~11/29(火) | 2023/3/2(木) |
FP3級試験は年度毎に3回試験があります
受験申請は試験日のおよそ2か月前から
受験申請期間は3週間ほど
合格発表はだいたい1か月半後
という感じです
受験料
FP3級の技能検定料は
学科と実技ともそれぞれ3,300円ですので併せて受験すると6,600円です
試験時間
FP3級の試験時間ですが
学科 10:00~12:00の2時間
実技 13:30~14:30の1時間
です
学科試験については、試験開始後60分以降、試験終了の10分前までは解答が終わっていれば自分の判断で途中退室することができます
実技試験については、途中退室は一切できません
ちなみに私が試験を受けた時は6~7割ぐらいの人は学科試験60分後に退出していました
試験内容
試験には学科と実技の2種類があります
実技とありますが、実際に何かするとかそういったことはなく、学科同様に答案用紙に解答していくだけです
試験科目およびその範囲は試験要綱を確認する必要があります
が、実際にこれをすべて見てる人はあまりいないんではないでしょうか
参考書等はこれらを試験要綱をもとにして書かれているので参考書しかみない人が多いのかなと思います
学科試験
学科試験は第1問と第2問に分かれています
第1問は○×問題です
第2問は3択問題です
それぞれ30問ずつ、合計で60問を解答することになります
実技試験
実技試験は大問毎に問があり、合計で20問を解答することになります
各問は3択になっています
合格点
では、学科と実技試験のそれぞれで何点とれば合格になるのか?
両方の得点率が60%を超えれば合格です
一応、配点は非公開ということなのですべてが同じ点数であるとは確実には言えないかもしれませんが、6割取れていれば合格できると考えていいでしょう
なので
学科で36問正解/60問中
実技で12問正解/20問中
が合格ラインになると思って勉強していきましょう
また、学科もしくは実技の片方しか合格できなかった場合、次の試験では合格した方の試験を免除することができます
勉強時間
実際に私が使った勉強時間ですが、
期間にすると1か月です
行きの通勤時間で30分、帰りの通勤時間で30分を勉強に費やしました
休日はだいたい2~3時間ほど勉強に当てましたのでトータルでいうと
およそ30時間ほどでした
ちなみに合格だけするなら20時間程度、しっかり理解するには100時間程度と言われています
私は一応、理解しながら進めましたが、出題範囲すべてを完璧にしたかと言われると微妙ですね、
ただ、理解するなら合格してからでもできます
合格をまず、目標としている方は1か月を目安に勉強してみてはどうでしょうか
勉強方法
実際に私がやった勉強方法ですが
- 参考書を一通り流し読みする
- 過去問道場で過去問を解きまくる
- 紙ベースで1回分の過去問を解く
です
詳しく見ていきましょう
参考書を一通り流し読みする
私が購入した参考書は
「うかる!FP速攻テキスト3級」日本経済新聞出版
です
こちらの参考書はどちらかというとお堅い教科書のような感じがします
私はお堅い方が向いているのでこちらを選択しました
この本をとりあえずざっくり流し読みしました
通勤中の1週間かけて読んだのでだいたい5時間くらいで流し読みした感じですね
知らない言葉が頭に少し残るぐらいで読めば大丈夫です
しっかり読み込んでも、だいたいは忘れるので過去問で記憶を定着させます
過去問道場で過去問を解きまくる
ある程度の単語が頭に入ったらあとは過去問道場で過去問を解きまくるだけです
私は2021年の5月に受験しましたが、2016年の1月試験から2020年9月試験までの14回分を解きました
3週間ほどで14回なのでおおよそ1日に1回分という感じでしょうか
何回分やるかは時間によるでしょうが、10回分やれば傾向も内容もつかめてくるのかなとは思います
最初は1回分を解くためにものすごい時間がかかります
呼んだこともない文章ですし、内容も分からないしで中々くじけそうになります
しかし、3回分をなんとかこなしたぐらいから内容も頭に入ってくるようになります
解けば解くほどスピードが上がってくるのであきらめずに解きまくりましょう
最終的には学科も実技も30分かからないぐらいで解けるようになりました
本番でも時間が余り過ぎて困るぐらいでした
紙ベースで1回分の過去問を解く
過去問道場で6割を軽く超えるようになるまでひたすら過去問を解きましょう
ただ、前日などに1回だけ紙に印刷した過去問を解くことをオススメします
過去問道場で問題を解くのと実際に本番で紙を見ながら解答していくのではやはり感覚が違ってきます
一度でも紙ベースで過去問をやっておくのは必ず役に立ちます
前日にやることで、その感覚のまま試験に臨むことができると思います
試験当日
試験当日はそれなりの時間に試験会場に向かいましょう
はじめて行く場所であっても、たくさんのFP受験者らしき人がたくさんいるので迷うこともないです
遅刻してしまっても試験開始後30分までは入室が認められますので焦らず行くことが大事ですね
注意事項説明等がありますので各試験の開始20分前ぐらいまでに着席する必要があります(割とアバウトですが、)
私は学科試験は30分ほどで解き終わりましたので、残りの30分は寝てました笑
60分経過してから途中退室して近くでお昼です
お昼を食べる場所は調べておいた方がいいです
近すぎると受験者が大量に流れるので少し遠目の場所だといいかもしれませんね
実技の前に学科の解答速報がでます
答え合わせする派としない派で分かれますが、私は圧倒的にする派です
だって気になるから
それ以上でも以下でもありません
やるかやらないかは好きにすればいいと思います
午後の実技試験も午前の学科試験と流れは同じなので時間前に席に戻りましょう
実技試験も30分ほどで終わったので残りは寝ました
というような感じでFP3級の受験は終わりを迎えました
試験結果
試験結果は合格発表の数日後に郵送で送られます
学科試験と実技試験のそれぞれについて得点と配点が記載されており確認ができます
私は
学科試験が49点/60点中で81%
実技試験が85点/100点中で85%
で合格していました
最後に
FP3級で勉強する知識は一般常識として知っていて損することはないと思います
FP3級を持っているからといって就職に有利だったり、転職に有利だったりということはないかもしれません
それでもFP3級を勉強しようとしている人は向上心があって、これから様々なことを勉強していこうと思っている人だと思います
最初は誰でもわからないことだらけなので安心してください
ゆっくりと勉強してFP3級に合格して、その次であるFP2級なども目指して頑張りましょう
FP2級の体験記や勉強方法についても書いているのであわせて読んでみてください
記事を読んで不明なことがあればお問い合わせから問い合わせください
答えられる範囲でなんでもお答えします
最後までご覧いただきありがとうございました!!
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